最終確認試作
最終確認試作では、一部を除いて製品に最終的に使用する部品で、製品を組み立ててみます。機能、デザイン(形状、色、使い勝手)、耐久性、パテント、許認可事項等、特に問題がなければ、開発終了。製品の量産となります。
この段階では製品の最終仕様が確定します。最終製品仕様書となり今後の量産の商品作りの核になる資料になります。機構図、電気回路図、ソフト関連資料、部品表等全ての書類がこの最終製品仕様書に基づいて製作されます。
次の工程「量産」で金型を使用する場合、金型の金額は、大きさにもよりますが、一つの金型を作るのに数十万〜数百万円かかります。また、部品の発注数量も、数千からの単位になります。ですから、この最終製品試作で大きな問題が発生しないよう、前段階での細心の注意が必要とされます。