発泡材とは内部に無数の気泡を含む樹脂のことで、元となる樹脂やゴムの中に発泡剤を加え、炭酸ガスやアンモニアガスを発生させてつくります。
ビールを注いだ時にむくむくと立ち上る泡をそのまま固めたようなものです。身近な発泡スチロールも発泡材のひとつです。
加工性が非常に良く、切る、削る、溶かすなどして手軽に思いのままの形状を作り出すことができるので、製品の梱包やデザイン試作の作成などによく使われます。
試作の初期段階で、コンピューターで作成した3Dデータの形状確認のため、この発泡剤をNCマシンで削りだしてみる工程を行うことがあります。