試作・製品化用語辞典
2D CAD
CADとはコンピュータによる設計支援ソフトのことで、このうち2D CADは平面的な図形を描くことができ、主に設計図を作成するときに使います。 ようするに製図板がコンピュータの中にあるようなもので、自由に線を引いたり、修正したりすることができるソフトです。
主な2D CADには『Auto Cad』、『Turbo Cad』、『Vectorworks』などがあり、それぞれに特徴があります。
現在のものづくりにおいては、試作の段階から量産まで、なくてはならない道具になっています。
Auto Cadによる機械設計図
ADでのデータ保存形式で一番使われているのはDXFでしょう。『Auto Cad』で使われている保存形式ですが、事実上の業界標準となっています。
ただし、ほとんどのCADソフトで読み込むことができるといっても、異なるソフトでは完全に読み込めない場合もあり、データのやりとりには注意が必要です。
主な2D CADのデータ形式(拡張子)
- dwt:
- AutoCadテンプレートファイル
- dwg:
- AutoCadファイル
- dxf:
- AutoCadファイルだが、より互換性を高めたもの
- dc3:
- DynaCAD用ファイル
- ed:
- EASY DRAWファイル
- cad:
- I-DEAS用ファイル
- jwc:
- JW_CADのファイル
- jww:
- JW_WINのファイル
- dft:
- Solid Edge用ファイル
- P21:
- STEPのルールに準拠したファイル形式
- mcd:
- VectorWorksファイル
- sta:
- VectorWorks用テンプレート
- atc:
- アーキトレンドファイル
- c2d:
- オフェリア用ファイル
- jhd:
- 花子ファイル
- bfo:
- 汎用CAD V-nasファイル
- zwd:
- フォトロン社「図脳WINCAD」